疾走 てごにゃん神

やっと見ました。っていうか、私これ本当に好みなんですけどどうしたらいいんでしょうかねええええええ。つーか、ゆうや天才・・・いや、目が腐ってるってちょっと自覚してますけども、私、てごにゃんの目が死ぬほど好きです。ああそれにしても、いたるところの笑わないけどぎらぎら光ってるゆうやの眼がすごい。ああ本当にこの人俳優むいてると思う。しゃばけの時も思ったけど、演技力がどうこうじゃなくて、魅力的なんだ。本当に惹き付けられる。ぐらぐらします大好きです。
なんていうか、この話自体がすごく悲しくて辛くて人間のもろさや汚さや美しさが浮き彫りになっていて、目が離せなかったです。ゆうやの役は、哀しくて哀しくて哀しくて、でも、キラキラと美しすぎて、十代の繊細さや痛々しさにめまいがしました。エリもよかった・・・この女の子本当に可愛いねえ。十代って感じ。ポニーテールもいいなあ。そして、中谷美紀が信じられないほど美しくて優しくてエロくて魅力的で女って感じだった。ゆうやが中谷さんを待っていて、中谷さんを見つけた瞬間にぎゅって抱きついて、セックスさせてというところが死ぬほど好き。萌えるとかじゃなくて、すごく胸を締め付けられてしまいました。痛かったし切なかった。あーゆーふうにされて、やらせない女がいるんだろうかと思う。ほとんど99%やらせるんじゃないかあ?女のサガっていうか、母性というかそういうのを刺激されると思う。ゆうやが、もろくて可愛くてでも野生の獣みたいなところもあって、年上の女性しかも軽く水商売とか色んな男を見て来た人だと、たまらないんじゃないかと思う。
全部を見てて、好きなシーンはかなりいっぱいあるんだけど、ゆうやがシャッターに一緒に生きてくださいって書くところが一番好き。そして、最後にケータイが鳴って、その返事が来るところがちょっと救いだと思う。見てる途中では、何て救いが無いひどい話だろうと思ってて、ああくるしい、でも止められないなあと思いながら見ていたのですが、最後の最後、神父のトヨエツが後日談を話すところがまたものすんごく良かった。ああ、救われたなあって思う。これってやっぱり女のが強いってことなのかな。ラストの方で、何気にぼろぼろ泣いてしまいました。別に、誰かをかわいそうとか思ったわけじゃなくて、幸せになってよかったねと思ったわけでもなくて、ただ、人間を見た感じがしたんですね。それに感動した。生の人間の姿のプラスやマイナスや美しさを切り取られた気がしました。自分の感受性がざらざらとしたなにかでこすられるみたいな。ちょっと仕事とかで疲れていたり、感受性のアンテナが鈍くなってたのを一気に尖らせた気がしました。私はそういうのにすごく弱いですね。
これはひとりで見たほうがいいと思います。えげつないところもあるので、それを真剣に見ている自分をヒトに見せたくないからですが。それに、泣くのは一人がいいだろうしね。